はじめに
最新のドローン市場の情報を知ることができるジャパンドローン2023に行ってきました。この展示会は一般社団法人日本UAS産業振興協議会(略称JUIDA:Japan UAS Industrial Development Association)が主催しており、国内外の企業が参加しています。JUIDAは2014年に設立し、非営利・中立の立場で無人航空機の産業振興、及び市場創造支援に取り組んでいます。
ジャパンドローン2023の概要
ジャパンドローン2023は次世代エアモビリティEXPOと一緒に開催されており、新たな産業創出と国際競争力の強化に貢献する展示会となっております。今回で第8回目の開催でした。以下は展示会の概要です。
【開催日時】
2023年6月26日(月)~28日(水)
10時~17時
【開催場所】
【出展社数】
250社
【来場者】
19,008名
見どころ
ジャパンドローン2023では、災害復旧や物流に使えるドローンが多く紹介されておりました。今回の展示会に行くまでの私のドローンの印象は、小型ドローンで手動で操縦するものと思っていましたが、実際の展示物を見て印象が変わりました。 展示物の多くは中・大型ドローンが多く、そのほとんどが自律飛行が可能なドローンでした。特に興味を持ったのはドローンポートです。 ドローンポートはドローンの離着陸や充電ができる小型の格納庫のことです。 以下に私が興味を持った2つのドローンポートをご紹介します。
G6.0 & NEST
KDDI(9433)は2022年1月に連結子会社「KDDIスマートドローン株式会社」を設立し、ドローン事業を継承しています。このKDDIスマートドローン(株)はG6.0 & NESTを展示していました。
G6.0は500mmの小型自律飛行ドローンであり、NESTはG6.0の離着陸と充電が可能なドローンポートです。 NESTは開閉装置とドローン用の台座があるだけで比較的シンプルな印象を持ちました。もちろん中にはヒーターが内蔵されており、寒くてもドローンが飛ぶような機構が用意されております。 G6.0 & NESTは大林組(1802)のダム建設現場で無人測量の実証されているようです。
DJI DOCK
DJI DOCKはまだ国内では販売されていないようですが、いくつかの企業で展示されていました。国内ではまだ実績はないようですが、国外では既に運用されており、実績もあるとのことでした。ドローンが離着陸できる台座の下は中身が見えないようになっていましたが、排熱機構があるとのことでした。台座の下は十分な空間があるため、排熱機構以外にも何かありそうと勘ぐってしまいました。ドローンポートの開き方はDJI DOCKの方がかっこよかったです。
まとめ
ジャパンドローン2023は、最新のドローン市場を調査するには非常によい機会となりました。企業の方が多かったですが、ご年配の方や学生のちらほらいて老若男女問わず関心が高いと感じました。私は特にドローンポートに関心を持ちましたが、水中ドローンや物流ドローンなど非常に魅力的な展示品や情報がありました。ジャパンドローンの展示会は毎年同じ時期同じ会場で開催されていますので、時間がある方はぜひ来場してみてください。今回はドローンが小型から中・大型ドローンで活用を検討されていることを感じ、来場してみてよかったと思います。ドローンの最新情報に目を向けながら、ドローンの世界をさらに探求していきたいと思います。
あなたはどんな展示会に興味がありますか?ぜひコメントやシェアをお寄せください。