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【イベント】画像センシング展2023|赤外線とToFセンサの最新動向を紹介

 

はじめに 

画像処理機器やセンシング技術の最新情報を知ることができる画像センシング展2023に行ってきました。この展示会はアドコム・メディア株式会社が主催しており、国内外の企業が参加しています。今回は、会場の様子や私が注目した機器について紹介します。 

www.adcom-media.co.jp

画像センシング展の概要 

画像センシング展は、最新の画像処理技術に関連する機器やソリューションを展示する国内最大級の専門展です。今年で37回目の開催となり、前回よりも出展社数や来場者数が増加しました。以下は展示会の概要です。 

【開催日時】 

 2023年6月14日(水)~2023年6月16日(金) 

 10時~17時 

【開催場所】 

 パシフィコ横浜 

www.pacifico.co.jp

【前回出展社】 

 121社 

【来場者数】 

 10,008人 

画像センシング展

画像センシング展

見どころ 

画像センシング展では、さまざまな分野で活用される画像処理機器やセンシング技術が紹介されていました。中でも、私が特に興味を持ったのは、SWIRカメラとToFセンサです。これらは、人間の目では見えない光を利用して、被写体の距離や形状、内部構造などを可視化することができます。 

会場の様子

会場の様子

SWIRカメラ 

SWIRとは、Short-Wave Infrared(短波長赤外線)の略称です。赤外線の波長帯域であり、特定の物質や現象を検出することができます。例えば、水分や有機物質はSWIR領域で強く吸収されるため、透明な材料や生体組織などの内部構造を観測することができます。また、霧や煙などはSWIR領域で散乱されにくいため、暗い環境や視界不良の状況でも高解像度の画像を得ることができます。 SWIRカメラは、人間の目では見えない光を捉えることで、通常の可視光線カメラでは得られない情報を提供します。 

このような特性を持つSWIRカメラは、画像センシング展においても多くの企業が展示していました。 SWIRカメラの性能はセンサーに依存しており、多くの企業がソニー社製のセンサーを使用していたため、性能面ではほとんど差がありませんでしたが、防水性や排熱・通信方式などの違いがありました。価格帯は100万円~200万円前後です。

www.sony-semicon.com

 

ToFセンサ 

ToFとは「Time of Flight」の略称で、被写体までの光の飛行時間を計測し、被写体の距離や形状を3次元的に計測することができます。こちらも多くの企業がソニー社製のセンサを使用している印象を受けました。 価格帯は50万円前後が一般的です。

凸版印刷株式会社(7911)は、新しい方式のToFカメラを展示しており、屋外でも20m先まで計測可能な性能を備えていました。他の企業が販売しているToFカメラの範囲は約5m程度であるため、凸版印刷のToFカメラは非常に優れた性能を持っていると感じました。ToFカメラは、夜間の侵入者の検知やタッチレス入力操作、MR技術など、さまざまな応用が可能です。 

www.toppan.co.jp

まとめ 

画像センシング展2023は、画像処理技術や解析技術に関する最新情報が展示され、貴重な機会となりました。私は特にSWIRカメラとToFセンサに興味を持ちましたが、他にも多くの魅力的な展示品や情報がありました。画像センシング展は毎年同じ時期に開催されているため、時間がある方はぜひ来場してみることをおすすめします。新しい技術の進歩に目を向けながら、画像センシングの世界をさらに探求していきたいと思います。  

 

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